江戸木遣り睦
聲 乃 會
江戸木遣睦「聲乃會(KOEnoKAI)」は、江戸木遣りを愛好する人たちが集い楽しむ会です。
江戸木遣りって粋でいなせでかっこいいなぁ~唄ってみたいなぁ~と思っても、残念ながら鳶職でないとなかなか木遣を教えてくれるところがありません。
聲乃會は、「祭りで木遣りを唄っているのを見てかっこいいと思って・・・」「江戸の文化が好きで・・・」「結婚披露宴の時に木遣りで先導してもらって・・・」「とにかく声をだしたくて・・・」「定年後に何かしたいなと思って・・・」など動機は人それぞれですが、とにかく「木遣りを唄ってみたい」という人たちが、職業・年齢を問わず集まって、楽しく木遣りを練習し、親睦を深めている会です。時には知り合いに頼まれて、賀詞交歓会やイベントで練習の成果を披露することもあります。
KOE no KAI
江戸木遣りを唄う団体
江戸鳶木遣を唄う団体を紹介します。実際に観たい・聞きたいという方は、各団体のホームページなどから参加する行事などを探して見て下さい。
町火消、市部消防組の後裔で江戸鳶木遣を継承する団体。江戸消防記念会が唄う江戸鳶木遣は東京都技芸として
無形文化財に指定されている。三囲神社・祐天寺・川崎大師・家康公銅像前での木遣法要、東京都出初式などで
会全体で行う行事のほか、11区にわかれた各区が受け持ちの地区での行事で木遣りを披露している。
【23区内で活動する愛好会などの団体】
墨田区の牛嶋神社の氏子を中心に、木遣を唄う趣味の会。東駒形で稽古を行っている。
亀有香取神社、地元の鳶旭屋四代目(故)高橋菊次さんを先生に、木遣を愛する人が集い同好会を結成。
亀有香取神社大祭禮などで披露されている。
江戸木遣り保存会「渋谷聲楓会」
江戸3区の木遣りを伝承。代々木八幡例大祭などで披露されている。
浅草で稽古を行っている。
赤坂と飯能で木遣り教室を行っている。
【地方に受け継がれた江戸木遣の団体】
八王子消防記念会
江戸時代に伝えられ「八王子の木遣り」(八王子市市指定無形文化財)として受け継がれている。
出初式や高尾山の春季大祭(4月)などで披露されている。
府中木遣り保存会
大国魂神社の酉の市や節分祭、府中市民芸術文化祭などで披露されている
川崎古式消防記念会
川崎市の出初式などで披露
藤沢とび職組合連合会木遣保存会
「 藤沢とび職木遣」(藤沢市指定無形文化財)。藤沢市民まつりなどで披露されている。
平塚古式消防保存会
出初式などで披露
厚木市古式消防保存会
S45、厚木市鳶職組合により結成。出初式などで披露されている。
船橋市鳶職組合若鳶会
「梯子乗りと木遣り唄」(船橋市指定無形文化財)。出初め式や船橋市民まつりで披露されている
江戸時代に伝えられ「越谷の木遣り唄」(越谷市指定無形文化財)として受け継がれている。
越谷市民まつりなどで披露されている。
熊谷木遣保存会
S47年結成。江戸時代に伝えられ受け継がれている。
川口鳶消防組木遣保存会
江戸時代に伝えられ「川口の木遣り」(川口市指定無形文化財)として受け継がれている。
川越鳶組合木遣り会
「川越の木遣り」(川越市指定無形文化財)として受け継がれている。川越まつりや出初式などで披露されている。
浦和木遣保存会
浦和市指定無形文化財
S46年結成。江戸時代に伝えられ「桐生木遣」(桐生市指定無形文化財)として受け継がれている。
神岡江戸木遣保存会
S29、江戸消防「も組」の竹本金太郎さんほか6名が指導し、受け継がれている。
出初式や飛騨神岡初金毘羅宵祭などで披露されている。